私は、いち理系人間として、
「絶対に小さい頃から算数をやらせた方がいい」
という信念をもっています。
なぜかというと、自分もそうやって育てられたからです。
はっきり言って完全な刷り込み教育(インプリンティング)です。
でも医者になってからも、親になってからも
「やっぱり算数は小さい頃からやっておいた方がいい」
という信念は変わりません。
だから自分の子供達も小さい頃から算数に触れ合うようにしています。
このページでは
- 小さい頃からなぜ算数をやった方がよいか
- どうやって算数を教えるか(題材)
について書きたいと思います。
- 優劣がはっきりでるから
- 小さい頃だと簡単に上位にいけるから
- 考えれば先にすすめることもあるから
優劣がはっきりでるから
算数は
1 + 1 = 2
のように答えがはっきりしています。
1 + 1 = 3 なら不正解というのはみんなの意見が一致します。
○なら得点、✕なら0点で、パズルゲームのようにどんどん進められます。
一方で、国語や社会のように
「気持ちを考える」とか、「歴史的意味を考える」
とかいうと、答えがあやふやで、採点基準とかでも変わってしまいます。
また、周りから見ても
「5歳で九九が全部言える子」
はほめやすいですが、
「5歳で落語を暗証する子」
は、すごいですけど褒めづらいです。
パパは「くはななじゅうに」派だけどな
※ どちらもうちの息子
優劣がわかりにくいと結果もわかりづらく、やる気にも直結しません。
パズルゲームで高得点をとるように、
わかりやすい結果を出してみんなに褒めてもらうこと
で子供は自信をつけ、勉強が楽しくなります。
小さいころからだと簡単に上位にいける
例えば、3歳児でも、1から100まで数えられると、
周りから褒められます。
、、、、、、、、、、 なんだっけ?
子供は純粋なので
「自分ってすごい」
「ほめられるって楽しい」
というポジティブな感情がわきます。
周りから褒められるレベルに達するのには、小さい頃はハードルが低いです。
例えば、
3歳で100まで数えられる
4歳で足し算ができる
5歳で九九がいえる
6歳で割り算ができる
とか、このくらいは頑張れば習得させられます。
小さいうちは親の言うことをきかせやすいのもあって、
この時のうちに好循環のレールに乗せてしまうことが大事です。
これが高校生になってからだと
微分積分できない ⇒ シグマって何? ⇒ ていうか2字方程式もわからない
となると取り戻すのが大変です。
さらに中学超えるとなかなか親の言うことを聞いてくれません。
親の言うことを聞くうちに、少し背伸びさせて自信を付けてやる
ことが大事で、算数はうってつけの科目と言えます。
考えれば自分ですすめることもある
算数で、いつのまにか子供が新しい分野の問題に挑戦するような時があります。
例えば、
ひと桁のかけ算から2桁のかけ算に進んだ時とかです、
5が10個で50で・・ あと一個たして・・
55 かな・・?
よくまだやってないのにできるなー
算数は新しい分野でも前の知識をつかって解けることがあります。
ここ絶好のホメるポイントです。
子供にとっては未開の地を探検して、自分で宝を見つけた気分です。
ゆめゆめ、
などと否定してはいけません。
答えが間違っても、努力して挑んだ過程を全力でほめてあげましょう。
一方で、社会の歴史などでは、いくら平安時代を奈良時代の知識で考えてもわかりません。
自分のちからで新しい分野さえも正解できる。これは算数特有の醍醐味です。