絵本

ちいさいタネ エリックカール

いつもの本屋で、
「パパー このおひさまの本が欲しい」

と、娘が言い出した。

裏返った絵本に書いてある満面の笑みの太陽。

その画風は見覚えがある。

『はらぺこあおむし』のエリックカールの本だ。

最近あおむしブームも過ぎ去ったようなので買ってみた。

意外と漢字が入ってたりする。

秋になって、強い風が吹くようになると、

花のタネたちは一斉に飛び出していきます。

ちいさいタネもその一つ。

このちいさいタネはいったいどこまで飛んでいくでしょう。

あるタネは太陽のひかりで燃えてしまい、

あるタネは海におちあるタネは砂漠に落ちてしまう。

タネが落ちてからもネズミに食べられたり、

人に踏まれたり。

そんな環境の中でタネはたくましく育っていく。

大輪の花を咲かせたちいさいタネ。

大きく伸び伸び咲いた花には虫や鳥がいっぱい集まるようになる。

秋になり、散り始めた花。

風がまた強くなってくると、

花のタネたちはまたそれぞれの旅を始めるのだった。

という話。

エリックカールというと、『はらぺこあおむし』がとてつもなく有名。

そちらが昆虫バージョンだとすると、こっちは植物バージョン。

ちいさいタネが巨大に成長するという植物のエネルギーを感じる。

あおむしの時のような変身はないが、

最後にまたタネを飛ばして花の一生が繰り返される感じで終わるのもいい。

絵本の最後のページを読み終えて

パパ
パパ
この続きがあるんだけど知ってるかな?
娘
知らないよー。 そんな本あったっけ?
パパ
パパ
じゃーん、1ページ目につながってるんでしたー。
すごいよね

最後のページの締めくくりと実際1ページ目の出だしとはつなげられる。

息子
息子
ほんとだー。面白いね。
娘
じゃあもう一回読んでー。
パパ
パパ
しまった。
これで寝れると思ったのに・・

 

またしばらくエリック・カール続きそう