自分は自分。他人の一部なんかじゃない。
1ページあたり 80字(見開き) 32ページ 漢字なし
息子 6歳 娘 4歳
切り絵のような四角形で登場人物を描いた作品。
表紙の四角くて小さい方がペツェッティーノだ。
「
ペツェッティーノは周りの友達にくらべ、小さな存在。
周りのみんなは大きくて、いろんなことができる。
自分は誰かの一部分なんだと思い込み、誰の一部か探しまわる。
「ぼくは君の部分品ですか?」
「部分品がなくて、こんなことができるはずないだろう?」
みんなに違うと言われてしまう。
賢い友達に「こなごな島」で答えを探してみるように言われたペツェッティーノ。
「こなごな島」は生きているものがなにもない殺風景な島だった。
その島で見つけたものとは・・・
」
ちぎり絵のような四角の色でいろんな登場人物たち。
ちなみに表紙の大きいのは「はしるやつ」。
他のおよぐやつ、かしこいやつなど、友達の名前も面白い。
” piece of somebody” を「誰かのぶぶんひん」と訳しているのも特徴的な雰囲気がでていい感じ。
個人的にはこなごな島から帰ってきたペツェッティーノを迎える友達たちが微笑ましくて大好きだ。
医者のフリーランスも増える時代。
自分に自信を持って生きてくのは大事なことだと思う。
子どもたちの時代はなおさらだろうな。
パパ
私は医局の部分品ですか?
医局長
そうだよ。医局員は医局の一部だからね。
パパ
・・・
こなごな島でも行ってみようかな